2008年5月16日 (金)

ふりむかないで。

その昔。昭和ののんびりとした時代に、少年だった私が

大人の女性を意識した曲があった。

シャンプーのCMに起用された、その曲は全国各地の

美女のもとを渡り歩くこととなる。

「エメ○ンですぅ~っ!」「やっ!やだぁ~っ!」

http://jp.youtube.com/watch?v=tZ6W0_YckcY

泣いているのか、笑っているのか

後ろ姿の、素敵な貴女

ついてゆきたい、貴女の後を

ふりむかないで、東京の女

ポプラ並木に、ちらつく雪が

貴女の足を、急がせるのか

しばれる道が、気に掛かるのか

待ってて欲しいな、札幌の女

七夕祭りの、一番町で

ふとゆきあって、目と目があった

浴衣姿の、素敵な貴女

ささやきたいな、仙台の女

雨の今池、ちいさなスナック

一人ぼんやり、している貴女

ほろり涙が、まつげにたまる

抱きしめたいな、名古屋の女

今にも空が、泣き出しそうな

道頓堀の、橋のたもとで

何を思案の、こいさん一人

声掛けたいな、大阪の女

泣いているのか、笑っているのか

那珂川ばたに、たたずむ貴女

ついてゆきたい、貴女の後を

ふりむかないで、博多の女

とまあ、そんな風に主要都市をかいつまんで構成されて

おるのが不満にも思えた地方の一少年であった。

ところが、本編以外にも、おそらくはライブ等で使用した

のであろう、他県のものも見つけたので…。どうじょ。

はちがとんでる、平和の塔に

ちらりのぞいた、八重歯が光る

レモンのような、可愛い貴女

呼びかけたいな、広島の女

誰を待つのか、香林坊で

ふと微笑んだ、貴女の瞳

春風みたいに、心に触れる

見つめていたいな、金沢の女

連絡船が、屋島をすぎて

風に黒髪、なびかせていた

ひとりぼっちの、貴女はだあれ

並んでみたいな、高松の女


はい。パチパチパチッって…許す私だと思うのか?

松山が無いでしょ?…え?…無いの?

…無ければ…勝手に作ってやるのである。

松山城を、見上げる貴女

右の鼻から、はみでる鼻毛

言ってみようか、言わずにおこうか

なんとかしろよな、松山の女


左を向いて、憂える仕草

何処かで見たよ、その横顔は

ひげもそのまま、あごひげまでも

正岡子規か?松山の女?

あ~あっ…。明日、私は松山の女性陣に袋叩きに

されるだろうなぁ…。

災いは口よりいずるである。ふうっ。

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2008年3月11日 (火)

花粉前線

0.5mmの誤差を気にしながらの作業でひきこもり。

当然、ラジオが相棒となる。

「それにしても最近の曲は心が無いやね。」なんて

いつの世代にも繰り返される戯言をほざく。

いよいよ慎重に作業せねばならぬときに、その曲が

流れた。

いつのまにか私の目は涙でかすみ、手に持つメジャー

が小刻みに震えた。

ラジオのMCが解説するバンド名に耳をそばだてて、

作業を放り出してPCで検索する。

以後、何度もその曲を繰り返しながら作業するも、

身体中の水分が涙に変わる。

誰かが訪ねてきたら、みっともないが幸い今の時期、

「花粉症で。」という言い逃れが通用するのだ。

それでも、これほど流れ落ちたのでは意味を成さない。

かりゆし58「アンマー」

http://www.youtube.com/watch?v=xG9cZ4saLkI

かぶりすぎな過去記事

http://hirata-ad.cocolog-pikara.com/asobi/2006/05/post_ae6b.html

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2006年5月 6日 (土)

音を楽しむ

歌は世につれ世は歌につれ

一週間のご無沙汰でした玉置宏でございます。

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というわけで

ジャンルを問わず、いろんな音楽が好きである。

まあ音楽が嫌いな人というのも珍しいだろうが。

しかしながら世代間のギャップはぬぐえない物で、

長女はサザンを好まない。

ナウなヤングにとっては、もはや懐メロなのだ。

文明の進化に伴い、曲の聴き方にも変化が

見られる。

表面に指紋等つけないよう気を配りながら

慎重にLPレコードを取り出し、おもむろに

ターンテーブルに設置して、針先にも神経を

集中させ、そっと外側の溝にのせてやる。

イントロが始まるまでの「チリチリ」音に風情が

あったものだ。

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いつのまにやらCDが普及して「A面、B面」

じゃなくなり「カップリング曲」と呼ばれる時代だ。

ポテチなど齧りながら腹ばいになって乱暴な手つき

でCDを入れ替えると好きな曲まで瞬時に早送り。

お行儀の悪い時代になったものだ。

Se40701400_1

さらにメディアは進化を続け、最近ではMP3なる

音楽ファイルが主流になりつつある。

人間の聴覚がとらえられない部分を削除して

いわゆるデータファイルとしてやり取りするのだ。

Prize_ipodmini_1

そう、ケースもジャケットも無い時代なのだ。

膨大な量の曲が持ち運びできるらしいが

はたしてその中に心を打つ曲が何曲あるだろう。

現代人にとって音楽は、もはや消費するものである。

その利便さが裏目に出て、最近ではアングラサイトで

MP3が出回っている。

その中でも気になったのが中国系のサイトで、

日本の最新アルバムはすべて取り放題の所がある。

こうなると日本経済に大きな打撃を与えかねないが、

昨今の情勢からして政府も関与できないのだろう。

「この曲めっちゃよくない?」などと軽く扱われる

最近の曲にくらべ昔はメッセージ性を孕んだ

泣ける曲が沢山あったのに。

薄っぺらな時代になったものだと、父の8トラが流し

ていた演歌を懐かしむオッサンであった。

8tr

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2006年2月23日 (木)

のうぜんかつら

いつもどおり朝の散歩にでる。

今日は紙類のゴミの日なので新聞紙のたばを

集積所に置いて、あぜ道を抜けるとパン屋さん。

いつものように入口に水をうって掃除してるママさん

に「おはようございます。」と挨拶をかわし西へとむかう。

立体交差の地下道を抜けると空港にむかう真っ直ぐな

道がつづく。

NEC_0003






最近この道沿いのベンチでネコニャンが集会を

ひらいている。今日もいたいた。

NEC_0002






「おはよ~っ。」

軽蔑したような猫目でこちらを見る。

あいそのないやつらである。

水道施設沿いにぐるっと回りこみ進むと

パチンコ屋さんの駐車場。

やがて中学校の裏の道に出る。

前から3人、ご夫人がママチャリでむかってくる。

パチンコの掃除のお仕事であろうご婦人方にも

「おはようございます。」といつもどおりの朝である。

今日は一日中、作業場での仕事で、外に出ることが

ない。こんな日はFMラジオかお気に入りの曲を

聞きながらでないと気がめいる。

そんなわけで朝からずっと「のうぜんかつら」を

一日中繰り返していた。

月桂冠のCMで聞いてシャンソンっぽい、いい曲

だと目をつけていたのだ。CM自体も最高だ。

当初「愛染かつら」の間違いじゃないかとおもって

いたが花の名前らしい。

nouzenkatura







作者の祖母がつれあいを亡くした時に書いた詩が

もとになっているとのこと。

「のうぜんかつらの花道をいつも2人で歩いていたの。

でも、おじいちゃんは先に亡くなってしまって・・・

でもふたりはずっと手をつないで歩いていたのよね。」

なんてかわいいおばあちゃんだろう。少し泣く。

「夫婦とは長い会話である。」西洋の哲学者の言葉を

おもいだした。今度手をつないでみよう。

振り払われたりして。

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