秋光
小学校高学年の頃、担任が俳句を熱心に指導してくれた。
さんざんビンタを張られた恩師である。
先生の目にとまれば短冊に達筆で清書してくれる。
「帰り道、走る落ち葉を、追っかけて」秋光10歳
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高校生の頃、朝一番に担任に呼び出しをうける。
「おまえ、大変なことやらかしたなぁ。」
どの件だろう。もしアレなら退学はまぬがれられないぞ。
眉間に皺をよせてうなだれていると、全校朝礼で
表彰されるという。
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提出したのも忘れていた俳句がどっかのお偉いさんの目に
とまったらしい。
冷や冷やさせるなよ。変な汗かくやん。
「耳の穴、繋がるような、虫の声」秋光17歳
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その後、強制的に受講させられた中村汀女先生監修
の通信講座。
毎回郵送で投句したものに添削をいただく。
もともと変人である私は自分さえよければそれでいい
のであって人様の句を直したりするのは好まない。
それでも毎回自分の句に暖かなコメントを頂くうちに
講座も終盤が近づいた。
だめもとでコメント欄をはみだして「俳号ください。」
と記してみたところ、返信に「秋光」の文字がある。
解説によると、私の名前を音読みしてみたとのこと。
季節の中で秋が一番お気に入りである私は、この
第二の名前がいたく気に入り愛用させて頂くことに。
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五、七、五のせまい枠に言葉を切り取っていく作業は
最近はやりの脳トレーニングゲームのようでもあり、
うまくおさまった時にはささやかな喜びがある。
書き溜めておくと、その頃の自分の心情や周囲の
出来事などがよく現れて、写真のアルバムをめくる
ような感じである。
興味のある方はゆっくりでもはじめてみませんか?
ライブドアハイクブログ
http://haiku.blog.livedoor.com/
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一方、社会風刺などを含むものは川柳とよばれる。
「青き服、着て貴様らが、吠えたとて」秋光41歳
そんなことを書くから変人だって嫌われるのよ。
だって付和雷同が大嫌いだもん。
「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。」
いつまでもグズグズ言うなって。
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