2006年4月12日 (水)

舞姫

P4120006resize_2

  大宝寺の石段に桜の花びらが

  風流に敷き詰められていた。
  

P4120005resize

  手水の上に花びらが浮かぶ。

  今しか見れない景色である。

  目を凝らせば至る所に感動がある。

おセンチになったところで、文学をひとつ。

「感想って言われても~っ。あ~いらいらするぅっ!」

普段温厚な長女がめずらしく憤慨している。

事情を聴けば宿題で森鴎外の「舞姫」の感想を求められ

ているらしい。

00








お~知ってる知ってる。涙とか落書きしたなぁ。

どれどれと本文に目を通してみると、

「なんじゃいこりゃぁ。」文語体である。

「舞姫本文」

いらいらするはずである。

悪い予感は的中して、アドバイスを求められる。

一瞬躊躇したものの父としての威厳が問われる。

「貸してみなさい。」おもむろに教科書を受け取ると、

筋肉で出来た脳味噌を振り絞って、力ずくで音読する。

四分の一程を一気に読んで残りの量を確認して、再び

読み続けると「スースー」と変な音がする。

明治の雰囲気を演出しながら、独特の抑揚で読んでいた

つもりが、長女の子守唄になってしまったようで、私に

もたれて眠りはじめた。

いい気なものである。

いずれにせよ、しかけたオ○コと読書はやめられない。

一気に力ずくで読み終えた。

「おいっ。こらっ。寝るなっ。」

たたき起こして教科書をかえす。

「率直な感想をいえば、田嶋先生に読ますな。かな。」

Tajima_yoko_2









原発に原爆を落とすようなものだ。

「そうそう。男尊女卑よねぇ。優柔不断で。」

「うん。そんなところで上手にまとめたんで

よろしいでしょう。」

ふうっ。弱い脳味噌がへとへとである。

今宵の余は電気ブランなぞを所望するものなり。

「明治時代かっ!」

Takaandtoshi

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年2月20日 (月)

視点

今日ふとしたきっかけで、以前楽しく拝見した

本をおもいだした。

図書館で目に飛び込んだ赤い背表紙は

小屋一平さんの「ビッグマック・プリーズ」だ。

bigmac










比較文化というテーマがおもしろい。

著者自ら足を運んで、各国のマックや

コカコーラの缶などを掻き集め、その国の

文化面まで深い洞察をめぐらす楽しい本だった。

ハングルのコカコーラや漢字のマックメニューが

圧巻の写真群だった。

あまりに楽しかったので、引き続き次回の検索に

引っかかったのが同氏の「トイレはどこですか?」だ。

toilet










たしかに異国に赴いて、言語が通じなくても

この言葉だけは急を要する。

ネタバレになってもいけないが、心に残ったのが

ドイツでは「ヴォー・イスト・ディ・トワレッテ?」の所を、

「ヴォー・イスト・フラオマイヤー?」(マイヤーおばさんは

どこですか?)でも通じるらしい。

確かに日本でも山男の隠語で「キジを撃ちにいく。」は

その姿勢から野グソを意味する。

その他、各国の便器の写真がこれでもかっ。である。

日本の和式のようにドアを背にするのは珍しい。

敵(?)に襲われたらひとたまりもないのだ。

以前、知人がトイレにいったとおもいきや青い顔で

帰ってきた。「あれ?トイレいかんかったん?」

「おばあさんが入っとった。あれでも女なんやなあ。

アレ~ッ言うてドアしめよったで。」このとおりだ。

ヨーロッパから帰ってきた別の知人は小用に

困った話をしてくれた。

男性用の小用便器、俗にいうアサガオがかなり

高い位置にあるらしい。

身長150程度の彼にとっては意地悪な便器だ。

このようにトイレに行かないのは吉永小百合くらいで、

(年上の人に教えてもらった。)普通の人々にとっては

そのエピソードは枚挙にいとまがない。

そこに視点を見出した著者に敬意を表したい。

氏のHPを見つけました。

ウタリクリエイツ筑波研究所

http://tsukuba.utari.net/

| | コメント (0) | トラックバック (0)