2017年5月 3日 (水)

エオリア

思いついてエアコンを購入することにした。

実を申せば現在の中古住宅に引っ越してからの二十年間、エアコンの無い暮らしを貫いてきたのであった。
それというのも立地に恵まれ、市街地に近いわりに周囲は水田に囲まれるぼんやりとした環境ゆえ、窓を開けて扇風機さえ稼動させておけば十分に凌げたのであった。
それでもさすがに温暖化が加速しているのは実感していた。
一階は作業場として各種機材で場所をとるが、二階は以前の家主さんの見栄っ張りぶりが痛感できるほどにリビングがだだっ広い。
おまけに故障したままで風の出ない昔ながらの家具調エアコンが壁に置き去りにされていた。
アパートを転々としてきた身には十八畳の空間を暖めたり冷やしたりという効率の悪さは身にしみて感じる。
竹之内豊のコマーシャルではないが、私は暗くて狭いところが好きなのである。
それでも妻の更年期障害が加速していることも気になって思い切った。
エディオンに赴くと美人の担当が親身に検討してくださった。
ゴールデンウィークにもかかわらず、男前の三十代、AV男優のような逞しい青年が取り付け工事にきてくださった。
私自身も現場に赴くことが多いので、頃合をみはからってお茶の用意や、気配りは怠らない。
作業内容を眺めているうちに、自宅にある工具を使ったほうが楽に作業できるであろうと判断すれば、おせっかいながら直ぐに進言する。
結果、おせっかいではなく便利な工具によって先方の段取りは順調に進んだようだ。
試運転は20度で寒いくらいに行われた。
交換前より随分とコンパクトになった本体が無残にも壁のクロスの貼り残しを露呈する。
早速ホームセンターで似通った壁紙を購入し、えいやと貼り付けた。
今年の夏は少しだけでも凌ぎ易いとも思える。

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