2008年12月24日 (水)

ロドリゲス兄弟

喉元過ぎれば熱さ忘れる。

ことごとく己の性格が嫌になるほどの二日酔いである。

ドクターより一週間の禁酒を命じられた、その解禁日に

早速やってしまった。

ああ。頭痛い。

さて、我が家は浄土真宗「大谷派」であるが、女子供の

手前、クリスマスケーキなんてのも食べちゃったりしちゃう。

すでにワイフがチョコ仕立ての18cmを予約していた。

あとはメインディッシュをどうするかであるが、娘達が幼い頃、

一度は絵に描いたような食卓を経験させようとターキーの

丸焼きなんぞを調達した記憶がある。

かなり大ぶりのそれを、ミスマッチングな出刃包丁で切り分け

ながら、いずれ娘達が成長した頃には映画のワンシーンの

ごとく思い出してくれるかなぁ…などと妄想にふけった。

「クリスマスにはダディがターキーを切り分けてくれたわ…。

みんなのお皿に順番に盛り付けてくれてね…。

背の高いハンサムなダディだったのよ…。

もう…。お星様になっちゃったけど…。」

…オイオイ。生きてますぅ!ここに居ますぅ!

ったく。油断も隙もないのである。ふう。

というわけで(どんなわけぢゃっ!)今年のメインは友人である

GTにゆだねた。

俳優の照英に似た風貌のGTは、繁華街にフランス料理のお店

を持っている。

狭いながらも気取りの無いお店で、一流のシェフがリーズナブル

なお値段で一流の味を提供してくれる。

のり庵

http://www.norian-mainichi.com/

そのお店の人気メニューである「骨つき鶏」の販路拡大を

狙って数年前に朝生田町に宅配ステーションがオープンした。

有名な高松市の「一鶴」にヒントを得た「骨つき鶏」には

グルメなファンがひきもきらない。

ライオネル・リッチーに似た、GTの弟が切り盛りする宅配は

半径5Kmまで届けてくれるのだが、さすがに今日は多忙

であろうと思い、自分で取りに行った。

予算を告げて、適当に盛り合わせてくれるよう頼んだところ

予想外にサービスしてくれたようだ。

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心なしかニンニクの風味が強く感じられるものの、私自身

大好物である。

かくして日本の片隅に暮らす敬虔な仏教徒の夜は更ける

のであった。

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2008年9月 8日 (月)

はいっ!チ~ズッ!

先日、現場ついでに立ち寄った港で待望の秋イカが釣れた。

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ここのところパスタのことばかり考えていた単細胞の私は

即座に調理法を断定した。

新鮮なアオリイカを利用した「いか墨スパゲティー」である。

沢山釣れた中から三杯選び解凍しておく。

すでに何百匹という獲物を捌いてきた我が身には、片目で

ケンケン、目でコンコ(硬い漬物の意)である。

胴体をズボ抜きにしてゲソの目玉とくちばしを取り除く。

この目の少し上のコリコリと硬い食感の組織には特定の

情緒ある呼び名が冠される。

なんだっけか?…蟻の門渡り?否。

あのねぇ。moukun。キミの「言葉の抽斗」は常に変なところ

が開きっぱなしになってるから注意するように!

お願いしますよ。ったくもう…。

あ!そうそう。「殿様知らず」であった。

由来は…もう説明せずともおわかりでしょうよ。

いや…アリの方ぢゃなくって…。

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三杯のイカのうち一杯だけは刺身へと捌き終えると

和食料理人からイタリアンシェフへと変身する。

「ざ・りっつ・かーるとん」とひらがな表記されたエプロンと

白くて長い帽子を纏うと再び厨房へ。

基本のアリオ・オリオにイカを投入後、さっと炒めて取り出す。

加熱しすぎると肉質が硬くなる。

少しオリーブオイルを追加して玉ねぎみじん切りを炒める。

ホールトマトといか墨を溶いた白ワインを投入すると中火に。

最期に取り出したイカを戻して、茹であがったスパゲティーに

からめる。

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スクイッド・インクを利用したパスタは、グロテスクな見た目を

見事に裏切り、ことのほか美味しく出来上がった。

家族にも大好評であった。

んが。

食後に宅急便でもきたら誰が対応するのか気がかり

なほどのお歯黒状態。

「わらわは、ちと無理でおじゃるぞよ。」なんて。

もうひとつの気がかりを翌朝トイレで確かめると全然問題

なかった。

結論として「夜のパスタ」と言えるようだ。

なんのこっちゃ。

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2008年8月31日 (日)

リングイーネ

やっと朝から晴れ間が見えたのでストップしてた現場へと

勇んで木春パパに電話してみる。

長い呼び出し音のあと、繋がった途端にハイテンションで

「晴れたねぇ!行きましょうよ現場!」とふってみると、

「あ。ごめん。免許の書き換えに向かいよるんよ。」だって。

またもや後日に持ち越された現場ではあった。

TVをつけると24時間のイベントである。

性格のひねくれた私は、収支報告があいまいになっている

最近のイベントに批判的になってしまう。

もともとは、芸能人の高額なギャランティーをボランティアに

充てたいという紳士的な取り組みだったはず。

いつの間にやら、お涙ちょうだいを列挙して売り出し中の芸能人

を前面に押し出すバラエティー番組になりさがったと思うのは

私の、うがった考えだろうか?

そんな風潮に嫌気がさして発起人の欽ちゃんは手を退いたように

思えてならない。

そんなことをボヤいていると「おとーさん。それ三回目。」と

次女にツッこまれる。

さて、フリーになった私は即座にイタリアン・シェフに変身する。

「簡単なものでいい。」というリクエストにお答えして。

今日はボンゴレ・ビアンコ。

ボンゴレ(あさり)ビアンコ(白)。あさりの白ワインソース。

あさりから出るダシを大切にするためにパスタはリングイーネ。

小さな舌という意味をもつ楕円形のパスタである。

スパゲティより少し太め。

この他パスタと一口に言ってもソースとのからみ具合や

食感を考慮して、多種多様なものがある。

このあたりの知識は敬愛する西川治先生の著書で拝読した。

さてアサリを水洗いしてにんにく、鷹の爪を刻んでおく。

たっぷりの塩を入れたお湯でリングイーネを茹でている間に

オリーブオイルでにんにく、鷹の爪を弱火で。

アサリと白ワインを投入して落し蓋をする。

あとは硬めに茹であがったリングイーネと茹で汁少々を

加え、中火でソースにからめるだけ。

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何を作るにも便利な愛用の中華鍋である。

塩加減も丁度いいので、器に盛って黒コショーとバジルを。

香りのいい香草なのでトマトソースにもよくあう。

はいっ。簡単なもの。出来上がり。

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どうよ?え?どうなのよ?

…。「んま。」ぢゃ無いでしょっ!「ボーノッ!」でしょ!

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2008年8月19日 (火)

さんまのまんま

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裏庭で炭火を熾してサンマを焼く。

たちまち、日本人の心の琴線に触れるナイスなスメルが、

あたり一面に広がってゆく。

ほら。

よ~く見ると画面左下あたりに煙が立ち昇ってるでしょ?

どうぞ、その部分に鼻を近づけて香りを嗅いでみて下さいな。

するとどうでしょう。あら不思議。

ほらね。

液晶モニターの香りがしたでしょ?

…あ。イタイイタイッ!

一頃に比べて、冷凍技術及び物流システムの発達に伴い、

こんな片田舎でも新鮮で美味しいサンマが食べられるように

なった。

折りしも原油高騰によるサンマ漁休止のニュースが流れた

ものの、北海道は厚岸の漁師さんたちには是非この難局を

乗り越えていただきたい。

原油のことは私がなんとかするから。

いまにきっと。

それよりも、すだちを絞って美味しくいただくまでは一寸

たりとも気を抜く訳にはいかないのである。

ほら。

グッドなスメルに誘われた近所のネコちゃんが遠巻きに

虎視眈々と、こちらを眺めている。

Photo

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2008年7月21日 (月)

てぃ~あんだ~

親戚より、新鮮なゴーヤをいただいた。

武骨ながらもビタミン豊富な夏のお野菜である。

とてもワイフごときに任せておられず、でしゃばって厨房へ。

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縦割りにしたゴーヤの種をスプーンで取り去り、

小口切りにしてボールに入れ塩をしておく。

木綿豆腐はキッチンペーパーで包み重石をして水抜き。

沖縄では米軍伝来の「ポーク」なる缶詰を使用するが、ちょうど

冷蔵庫に「おさかなバーグ」というのがあったので、短冊に

切り分け醤油・酒・砂糖で下味をつける。

愛用の中華鍋にサラダ油を熱し、水洗いしたゴーヤを投入。

下味のついた「おさかなバーグ」と豚肉細切れを入れて

炒めていく。

それぞれに火が通ったら、一口大に切った豆腐をいれ、軽く

塩をして山車野本ぢゃなかったダシの素を入れる。

全体に火が廻ったら溶き卵を廻しいれ完成。

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昔は、このゴーヤが苦すぎて大嫌いだった。

苦味が理解できるようになるには、それなりの歳月が必要

な気がする。

沖縄の「おばぁ」は料理の上手な女性が多いとのこと。

「美味しいねぇ。」と言うと決まって「おばぁ」はこう言うらしい。

「さぁね。てぃ~あんだ~が入ってるからサァ。」

(だめ。もいちど沖縄のイントネーションで。)

てぃ~あんだ~とは「手の脂」という意味である。

「おばぁ」の謙遜による言葉の意味を理解するにも、それなりの

歳月を必要とするらしい。

「てぃ~あんだ~」を直訳しないで言うと「思いやり」かもしれない。

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2008年6月28日 (土)

どっちの料理ショー

バイオ燃料の原料として白羽の矢が立った穀類の値段

も軒並み高騰している。

日本古来の第一次産業から目を背け、欧米型に追随

した、そのしっぺ返しに日本丸は沈没寸前である。

己を知れ。ということに落ち着くものの、それは私自身

とて同じこと。

「想い起せば恥ずかしきことの数々。」

所謂、生き恥である。

…さて。堅苦しい話はとりあえず置いておいて…。

本日の対決は「とうもろこし対決」である。

最近では品種改良によりスゥィーツな品種が出回って

いるものの、木春パパの年代では昔ながらの少し赤味

のある硬い実の種類が好みであるという。

私のような軟弱者からすれば「え?種に使うの?」という

ほど硬い実ではあるが、噛むほどに味わいが増すのも

知っている。

海岸端で少年期を過ごした木春パパの歯並びは、齢70

にも達して現役バリバリである。

硬いもの噛めよ。歯を磨けよ。PCの前で寝るなよ。諸君!

「にやけ」チームと「咳き込み」チームがそれぞれに

用意したのは生産者名の入った国産とうもろこし。

今回は新しいほうの品種である。

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「にやけ」チームは定番の醤油焼き。

特選素材として小豆島(あずきじまぢゃ無いよ。瀬戸内に

浮かぶ二十四の瞳の舞台だよ。)産の特選醤油を。

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焦げた香りが、また素晴らしい。

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対する「咳き込み」チームは…。!なんたる暴挙か!?

なんと「そのまんま焼き」である。

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いいのか?これで?

「今夜のご注文は…どっち?!」

ゲストに来てくださった宮崎県知事がハゲしく後者を

指示してくれた。

皮を残すことによる蒸し焼き効果で、素材の甘味が

「そのまんま」に活かされているのであった。

茹で上げた以上の甘さを誇る。

ところが。

絶賛いただいたのも束の間。

食べ終えると、こともあろうか全てを否定するかのように

「歯のスキマに皮が挟まるのを、どげんかせんといかん。」

ですって。

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2008年5月28日 (水)

情けは人のためならず。

「雨が降るまでに。」という条件付きだった作業を、

なんとかクリアできた時点で、お約束のように雲行きが

怪しくなりはじめた。

折りしも今日はワイフの誕生日であったことを思い出す。

薄情なものであるが、何を隠そう自分自身の誕生日で

さえ、最近では記憶から消え去ろうとしている。

という訳でしっかりと点数を稼いでおくために妙案をおもい

ついた。

女心を鷲づかみにするには、もはやスゥイーツをおいて

他にはあるまい。

短時間で出来て大人っぽくて上品な味覚。

レアチーズケーキに決定。

私自身、甘いものを好まないので普段、積極的に作ろう

とは思わないが、過去に何度か作った経験から、惣菜料理

のそれよりも各素材の分量を徹底しないと凝固や食感に

問題を残すのがスゥイーツである。

戸棚に手付かずのまま残っていたビスケットを粉砕して

バターと混ぜタルト生地に使用する。

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クリームチーズに半立ての生クリーム、ふやけたゼラチン、

レモン汁、砂糖を加えタルトの上に流し込む。

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冷蔵庫で冷やすこと2時間。はい。出来た。

彩りのペパーミントを飾れば、それらしくも見えようぞ。

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さてと。

しっかりと点数を稼いだとの希望的観測から…。

「あんなぁ。新しい釣竿で欲しいのがあるのよ。」

…返事が無い。

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2008年5月18日 (日)

芋の煮えたもご存知無い。

芋の煮えた状態を知るために竹串をスッと通してみる。

最近の若い女性はそんなことさえご存知無いのでは

なかろうか?

いえね。

若いうちは愛だの恋だのといってはしゃいじゃってますけど、

そのうちに50、60と齢を重ねてまいりますってぇと。

男の子のハートを繋ぎ止めるには「美味しい手料理」なので

ございますよ。

そのあたりをふまえて我が娘達に男の子の大好きなレシピ

を伝授しておこうと画策するも、長女は私の死角を縫うよう

に外出してしまうし、次女もまたしかり。

「これ。お姉ちゃんのバックやんか?」

「うんうん。余計なことチクらんといてよ。それより自転車に

空気入れて。」

まったくのガキである。

そうはいいつつ「ダメな子」は可愛いもので黙って空気を

入れてやる。

姉の影響からか華美なファッションを身に纏い、そわそわ

した仕草から、どうも男子と待ち合わせているようだ。

「父母いませば遠く遊ばず。遊ぶに必ず報あり。」と諭し

ても、生憎、論語が理解できるようなタマでは無い。

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最近立ち寄ったお寺の壁に、こんな言葉が記されていた。

「年寄り責めるな行く道だ。子供責めるな来た道だ。」

そうなのよ。

おっしゃる通り。

けどね。

今日は「牛すじ肉じゃが」の作り方を教えておきたかったのよ。

残念。

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他にもね、先日好評だった居酒屋鶏皮せんべい。

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それによって精製された鶏油(チーユ)で炒めたナシゴレン。

(インドネシアの焼き飯ばい。)

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…きっと遊びつかれて家にたどりつき、何のためらいもなく

「いただきマサチューセッツ!」なんてパクパク食べちゃう

のだろうが、願わくは「作る楽しさ」を覚えて欲しいもので

ある。

こうすれば喜ぶであろう…とか、このタイミングで…とか。

それらはおしなべて、愛に通ずるのである。

いやん。

あいかわらず、アホのmoukunはエッチやわぁ。

ちなみに…なぜに「エッチ」という言葉が用いられるように

なったか?

語源のわかる人は挙手をお願いします。

エッチな私は知っているので、知らない人には教えて

あげられます。

男の子女の子(ん郷っ!)

http://www.youtube.com/watch?v=O0E5Ox9GPQM&feature=related

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2008年5月 5日 (月)

居酒屋mou冶

自身が酒を飲むときには、とくに「アテ」を必要とは

しないが、誰かと一緒に飲むときには、なにがしか

提供してあげたくなる。

結局ボウズに終わった昨日の釣行。

家に帰っても誰もいない。

幼い頃は、私の身体をジャングルジムよろしく

まとわりついた娘達も、それぞれに自分なりの青春に

足を踏み入れているようである。

ついさっきまで西田敏行だったのに急に高倉健と化した

私は眉間に皺をよせて厨房に立つ。

先日、眺めていた「おうちで居酒屋」的な本で、簡単な

レシピが目に止まった。

ビールによくあう「鶏皮せんべい」。

フライパンに直接放り込んで10分という簡便さ。

ただ、火力調整によって出来上がりに差があることに

気づいた。

カリカリとした食感を得るために、最終段階で強火に

すれば、居酒屋の味。塩・こしょうをぱらぱらっと。

へいっ。おまちどうさま。

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油ものには、さっぱりとしたものも用意したい。

きゅうりを板ずりして蛇腹切りにする。

うまく切れると本当に蛇みたいになる。

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一口サイズに切り分けて、醤油・ごま油・鷹の爪に

15分程度ひたす。

「きゅうりのピリ辛漬け」完成。

へい。どうぞ。

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つまみが出来上がった頃には私も出来上がっている。

なんともいい加減な男ではあるが、この性格だけは

今後も改善の余地はないようだ。

敬愛する高田純次さん。コフイフモノニワタシモナリタイ。

http://www.youtube.com/watch?v=UlOaO278SGw

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2008年4月27日 (日)

I for you

次女は昨日から修学旅行。

京都方面らしい。

ちょうど今頃はタクシーで名所旧跡を巡っていることだろう。

悠久の文化に想いを馳せて欲しいとは思うものの、

もともとがヘキサゴンな女ゆえ、口を半開きにしてキョロキョロ

するのが関の山であろうなぁ。へへっ。

ああ…。そんなダメダメなヤツの大好きな「チキンカリー」。

作っちゃいました。

今頃、草葉の陰で…喜んで…。ないか。

以下、私のオリジナル・レシピ。

チキンの手羽元にアリオオリオで軽く焦げ目をつける。

最期にカリー・パウダーを塗しておく。

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そいつを深鍋に投入後、玉ねぎを執拗に炒めたものも

大量に投入。

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定番のじゃがいも、にんじんも繊細に切って炒める。

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それらを全て深鍋に収めると、水を適量投入して、暫く

煮詰める。生意気にローリエなんぞもいれちゃったりして。

素材に火が通れば市販のルーで味付け。

素材の分子は加熱により膨張する。

ゆえに冷却時に分子の間に「味」が染み込むのである。

どうせ今日は暇なので読書の傍ら、加熱・冷却を繰り返す。

はい。できた。…これねぇ…。

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一口食べたらあまりの美味さにビックリするよ。

ああ。

薄幸な次女にも食べさせてやりたかったなぁ…。

明日はUSJを堪能するらしいが、もともと洋画に

対する知識がなければ楽しさは半減であるだろう。

「勉強しろ。」なんて言いたかないけど、人生を楽しめるだけの

知識くらいは身に付けて欲しいのだよ。父としては。

(食材の買い物中に頭上でかかってた曲。脳裏にリフレイン。)

I for you

http://www.youtube.com/watch?v=9ibk0tPsaNk&feature=related

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2008年4月 6日 (日)

moukun楼

あんまり水分を飛ばせると、食べた時のジューシーさに

欠けることとなる。

という訳で今日はジャオズ。

おもわず中国語の発音になったが、ご存知「餃子」である。

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成型は、ぬかりなく密閉を心がけるべし。

蒸すという工程をあなどってはいけない。

加熱による化学変化を肌で知っておかなければ真の

料理人とは言えないのである。

(moukunよ。キミは料理人じゃないだろ?)

細かいことは置いておくのである。

けどね。

ここだけはこだわって。奥さん。

ご家庭のホットプレートで焼く場合、並べた素材に焦げ目

が付いた時点で「水」を投入するのはタブーである。

ホットプレートの熱伝導の特質から申し上げても、必ず

熱湯をご用意いただきたい。

いい感じで焦げ目が付いて、さあこれから「蒸し」の段階

に入るときに急激にプレートの温度を下げてはいけない。

「あんっ!いいっ!いいっ!…。…なんで抜いちゃうの?」

という話である。

…細かいことは置いておくのである。

熱湯投入後は蒸気に気をつけながらすばやくフタをする。

蒸気を舐めると大やけどをする。

昔、理科の時間に習ったでしょ?

100℃を越えた液体が蒸気だってこと。

そうそう。島田紳助さんが鼻から吹いてるアレでんがな。

フタのまわりから出る蒸気が少なくなると開けてみる。

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「あん。moukun。それ、焼き過ぎ!」

なんて思うでしょ?

どうぞ、このくらいを目安に。

あとはヘラですくいとれば…。

…ちょっと裏返しに失敗したものの。

なぁに。まぁ。食べてみて。

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2008年3月30日 (日)

炭水化物の逆襲

昨夜はやはり現場の追い込みで深夜帰宅となったため、

手付かずの作業をこなそうと食事だけ済ますと一階の

作業場であくせくしているうちに、やはり倒れてしまってた。

決して朝帰りの亭主ではないのだが、二階のリビングで

ワイフに朝の挨拶をするのに気が引ける。

お風呂にも入ってないし、ヒゲも剃ってない。

まあまあ。吉永小百合さんはウ○コをしないって噂も

聞いたし。…関係ないか。

とにかく生活のリズムを乱すとロクなことは無い。

自分なりに決めたマニュアル通りに朝の散歩へ。

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うば桜は、すでに満開であった。

「傘をさす我をあざける濡れ桜」秋光

♪人間なんて…ららーらーららららーらーである。

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「降る花にわびを頂く手水かな」秋光

さて、商業施設の現場を離れた今日は、おあずけにしてた

別件の加工作業が残る。

そんな中、日曜日ゆえ夕飯の支度を振られていたので、

簡単に得意のお好み焼きで済ませてやろうと考えていた。

が、炊飯ジャーには2合程度の白米が残っている。

作戦変更。

おめこじゃなかったおこめを粗末にしてはいけない。

仕事にかまけてコミュニケーション不足だった次女を

プロジェクトに巻き込もうと画策するも、午前中の部活の

疲れから、ハリーポッターのビデオを流したまま白目を

剥いてコタツにおさまっている。

…。

仕方ない。

一階と二階をこまめに往復しながら仕事と調理は同時進行

していく。

どちらも妥協は許さないので、タイミングが難しい。

それでも前向きな気持ちが幸いしたのか、双方共順調に

進んでいった。

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う~ん。細かい薀蓄はあるものの、長くなるので割愛。

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2008年3月16日 (日)

串うち3分

串うち3年、割き8年、焼きは一生。

料理人の間で俗に言われるうなぎのあしらいである。

寿司にしろ何にしろ、こだわりを前面に押し出して、その

ステイタスを上げる傾向に反発を感じたりもする変人の私。

いずれにせよ生身の人間のすることくらい私にだって

できるのである。

親から授かった人としての形が存在するのだから。

なんて。

生意気盛りの43歳は晴れた日曜日の午後に炭を熾す。

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関西では蒸しの工程は無視して(笑えよ…)ひたすら

タレをつけては焼く工程の繰り返し。

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ほら。いいんでないかい?

誰だ?焼き一生なんて素人を寄せ付けないような壁の

呪文を唱える野郎は?

美味しくな~れの呪文を使えば私にだって、この通り。

へっ!どんなもんだい!…。

あ!ごはん炊いてない…。

記事と全然関係ないけど「銀河鉄道999」

http://www.youtube.com/watch?v=b1JlW0eutV4

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2008年2月17日 (日)

耳の穴かっぽじって…

♪キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 コ~ンカ~ンキ~ンコ~ン

はい~っ。チャイムが鳴ったら静かにするぅ~っ。

こらこら。後ろの女子。私語が多いぞぉ~っ。

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という訳で、本日の料理は「ミミガー」。

率直に申し上げれば「豚の耳」ですね。

…ん?誰だ?いま「気持ち悪いっ!」と言った子は?

立ちなさいっ!

自分の右手で軽くほっぺを掴んで揺すりなさい。

「この口が言ったのかぁ!この口がぁっ!」

はい。…座れ…。

先生はね…常々食材に対する慈しみについて君たちに

お話をしてきたつもりだ…。

以前お話をしたモンゴルの遊牧民のこと。覚えている者?

…ん?誰もおらんのか?

…。武田!寝るな!…。杉原!弁当仕舞え!…中川!

学校にマジックハンドを持ってくるな。…鈴木!今、隠した

いかがわしい書物。…あとで大切に没収します。コホン。

それにしても君らの授業態度ときたら…。

ったく…。将来ロクなものにはならんぞ。ふうっ…。

まずは下茹でによって臭みを抜いていきます。

ここではニンニクと生姜の助けを借りますね。

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有名な沖縄料理では茹であがったものをピーナツ味噌

であえる「ピーナツ味噌あえ」がポピュラーだそうです。

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この白く見える部分は?

はい。鈴木、正解。軟骨ですね。

自分の耳を触ってみるとよく理解できるでしょう。

はい。後ろの女子。うるさい。廊下に出すぞ。

大和んちゅは味付けが北に行くほど濃くなるといいます。

そこで先生も一工夫するアルよ…って先生なに人だ?

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イタリアンテイストの基本、アーリオオリオで一炒めした

後、醤油、みりん、料理酒等の和のテイストで煮含めます。

味がなじめば出来上がり。

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コリコリとした食感がいいですね。

このプルンとした部分はコラーゲンです。

そうそう。前田よく知ってるなぁ。お肌にいいんだ。

ちょっとちょっと…順番に並びなさい…学級委員っ!

並ばせろっ!慌てるなっ!こらっ!あれっ?

先生の分が…無いじゃないか…。

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2007年12月28日 (金)

妖刀「村雨」

午前中は銀行に行ったり、木春くん家にご挨拶に伺ったり、と

ばたばた走り回った。

午後になって「さあ。大嫌いなお掃除でもすべかぁっ!」と

業務用掃除機のコンセントを差し込んだ時点で、表に車が

止まる気配を感じた。

「また貰い物なんやけど、食べてくれ。」と、岐阜ぢゃなかった

義父が鯛を持参してくれた。

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定年退職後、じき10年を迎えようとする義父が現役時代、

仕事で助けてあげた方が、何度断っても贈ってくださるらしい。

その経緯はエピソードを聞いただけで胸に暖かいものが残る

のであるが、いかんせん個人情報が溢れるので割愛する。

さて、そうと決まればマイ包丁、抜けば珠散る氷の刃。

「村雨」くんの出番ではあるものの最近手入れを怠って

いたので切れ味に不安がある。

砥石を2分ほど水に漬け、慎重に研ぎ始めた。

しゅっ!しゅっ!

「…あら。奥様。見て御覧なさい。moukunさんが…。」

しゅっ!しゅっ!

「背中を丸めて何をなさってるんでしょうねぇ?」

しゅっ!しゅっ!

「まあっ!大変!刃物なんて研いでらっっしゃるわのよ。」

しゅっ!しゅっ!

「あらま!最近ワイフさんとギクシャクされてたんじゃ…。」

しゅっ!しゅっ!

「奥様!大変ですわのよ!すぐに警察にっ!」

しゅっ!しゅっ!

という訳で(どんな訳ぢゃっ!)鯛の姿造りの完成。

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上半分(片身)は焼き霜造りに仕上げ、アレンジしてみる。

大根のつまは、おろし金で簡単に出来たものの青色が

無いのが気に入らない。

せめて大葉でもあれば彩りも保てるのだが年末の喧騒

に紛れて長女とともにワイフの実家へ。

珍しく、バイトが休みであった彼女を久し振りに目にした

義父母はそれぞれに驚いていた。

子供の成長。親の成長。親の親の成長。…。

しまった。

村雨の雄姿を撮影するのを忘れちゃった。

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2007年9月 9日 (日)

がばいじいちゃん

急遽飛び込んだ急ぎの作業も午前中には片付き、

ストックしていたチビイカの調理にかかる。

昨夜寝る前に浸水させておいた、もち米を胴体に

詰め込み、だし汁、醤油、みりん、酒で煮込むこと

40分。

チビいか飯の出来上がり。

面倒なので残りの汁でゲソも浅く煮る。

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内部が気になるので試しに切り分けてみる。

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不恰好だが充分火は通っているようである。

さて、もち米が少し余ってしまった。

当初ナイロン袋に入れて廃棄処分にしてしまおうと

考えていたが、死んだじいちゃんに叱られそうなので

思い直した。

農業をしていたじいちゃんは大変な倹約家で、とにかく

いろんなものを大切にした人だった。

稲刈りが終わると田の隅々まで歩いて「落穂拾い」に

余念がない。

子供だった私はじいちゃんと一緒に落穂を拾ってみたが

これが馬鹿にできない分量の「お米」であった。

温和で上品だったじいちゃんは、嫁(私の実母)

との折り合いもよく、いつも背筋が伸びていた。

食事の仕草も上品で、好き嫌いなく清酒2合の晩酌

とともに美味しそうに召し上がった。

齢90を越えてもオシャレで、ベレー帽やベージュの

マフラー等のアイテム遣いが上手かった。

無駄遣いが大嫌いなじいちゃんであったが、私が

病気になって病院へ連れて行く、と母が言うと、

「姉や、金はあるんか?」と自分のわずかな年金を

持たせてくれようとしていたエピソードも聞いた。

ケチと倹約は違う。

人として当然支払わないといけない金銭をも支払わない

のがケチ。

ムダな部分や贅沢な部分を抑えて、必要な時に備える

のが倹約である。

国民年金と国民健康保険。

日本国民として最低の安全を保障する二本柱が

なんとも心許ない「ケチ」な国に成り下がっている。

閑話休題。

私に真面目な話は似合わないので話しを戻すと、

もち米の処遇やいかに?であった。

いつもどおり両手の人差し指にツバをつけ、あまり

よくないおつむに「のの字」を描く。

ぽくぽくぽくち~ん。

手鍋で、もち米を炊き上げ、ラップで小判型に成型。

フライパンで両面を焼き、さらに特製ごまみそだれ

を塗って焦げ目をつけた。

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東海地方の郷土料理。「五平餅」の出来上がり。

これでええやろ、じいちゃん。

枕元に立つなよ。

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2007年8月26日 (日)

磯野家の謎

「今日は少し帰りが遅くなりそうなんで夕飯ヨロシク。」

というワイフの言葉。

磯野家のカツオくんから「じゃあ、頼むよニイサン。」

と無茶振りをされたマスオさんのごとく裏返った声で

「エッ。エェ~ッ。ボ、ボクがか~い。」などと言っては

みるものの、休日のお料理は私の気分転換でもある。

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特に気分の良かった今日は、久し振りに寿司職人

へと変身する。

魚河岸(スーパー)へと仕入れに向かった大将は

キハダマグロが目に止まる。

イカは自分で釣ったものじゃないと認めません。ハイ。

炊飯器で白米を3合仕掛けて、ネタを切り分ける。

ツナマヨやひきわり納豆も準備する。

あ。

ツナと納豆と書いて思い出した。

最近、ペットフードの充実がめざましい。

ホームセンターの一列を征するほどの勢いである。

そこに居並ぶネコちゃん用の缶詰。

これはフィリピンあたりの工場で生産されているらしい。

ちなみに、このマグロの缶詰。

2種類が同じ工場で作られるらしいが、血合いの部分

はネコちゃん用。身の部分、つまりツナが人間用らしい。

ごめん、ごめん。喰わず嫌いをひとつ追加したかな?

続いて納豆。

これは私自身が苦手であった。

勿論、今となっては美味しくいただいているものの、

私が子供の頃は、関西圏にはまだまだなじみが薄かった。

外人さんの嫌いな日本食にも梅干しと並んで上位に挙がる。

「サンキュウー。」「納豆アット、オール」。

そんな外人さんには是非アドバイスをしてあげるべきだ。

「765回かき混ぜるとベストなテイストになりますぜ。」と。

「ウープス!ガッデム!ダメダヨ、タベラレナイ。」

なんて声が返ったら教えてあげてね。

「NO!YOUは764回しかシェイクしてないね。ワンモア。」

なんだかんだ言っている間にも大将は仕事をこなす。

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しかも、すでに焼酎の湯割を4杯も開けてしまっている

という早業の持ち主でもあった。

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2007年8月24日 (金)

君だけに…

ちょいとばかし気の利いたラーメン屋に入るってぇと、

トッピングとやらぬかしやがって「半熟煮卵」なんてぇ

代物に出くわす。

おや?どうしたんでぇmouの字よ?

てめぇひょっとすると江戸っ子かい?

「おう。あたぼうよぉ。こちとら神田の生まれよ。」

(ウソこけ。)

前々から気にはなってたんだが、化学的に考げぇても、

卵を茹でるってぇと当然黄味も茹でられちまって

硬くなっちまうはず。

ましてや醤油の色あいが染み込んじまうほど煮込んで、

なんで黄味だけが半熟のままなんでぇ?

そんな気味の悪い話があるかい?

地下鉄の搬入をめぐり「それ考えると眠れなくなっちゃう。」

と悩んでた、三球・照代みてぇに悶々としてたんだが、

偶然目にした料理本が一気に解決してくれちまった。

よく聞きなよ。いっけぇしか言わねぇぜ。

まず卵を水から茹でる。黄味が真ん中んなるように菜箸で

ひっくりけぇしながら沸騰後3分で冷水へ。

中は半熟でやわらけぇから注意して殻をむくんだぜ。

醤油三分の一CUP、みりん三分の一CUP、水1CUP

を沸騰させたら、もたもたしてねぇで火からおろす。

出来上がった煮汁を密閉容器に入れて、そん中に卵も

入れちまうんだ。

そんでもって容器を密閉する。

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そのまんま冷蔵庫で2日間ねかせるってぇあんべぇだ。

なぁるほどねぇ。

そんで黄味が半熟のままなのかい。

すなわち「漬け込み卵」が答えだったってぇ寸法だ。

これで今夜からは、ゆっくりと眠れるってぇもんだい。

♪キミだけ~にぃ~ただキミだけ~にぃ~

いなせに指を鳴らしながら、はやる気持ちを抑えて、

包丁でスパッとやってやったよ。

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おう。いいじゃねぇか。

ひとまず見た目は合格ってぇことにしてやらぁな。

…で。肝心な味のほうはどうなんでぃ?

「!」

こいつぁすげぇや。

半熟ゆえに黄味が濃厚でふけぇ味わいになってらぁ。

これなら料理記者歴五十年の岸朝子さんに出したって

「大変おいしゅうございます。」って褒めてもらえらぁな。

でかしたじゃねぇか。mouの字よ。

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2007年7月15日 (日)

なんちゅうか本中華

台風4号が四国に戦いを挑んできたという報を受け、

県が管理する内密な機関より出動要請をいただく。

「そうですか。可能ですが私を起用すると高くつきますよ。」

「ううっ。それでも特産物の伊予柑に被害が出ては困るのだ。

是非、キミの力で被害を最小限に抑えてもらいたい。」

「わかりました。出来る限りのことはさせていただきます。」

という訳で、迫り来る台風4号にカメハメ波を4発ばかり

お見舞いしてやると、勢力を衰えさせながら東の方角に

逃げていった。

結果、さしたる被害も無いまま夜が明けたものの、ヤツ

のおかげで土曜日と月曜日の現場が中止となる。

ポッカリと開いた胸のスキマを埋めてくれるのは、やはり

美味しい料理である。

その昔、中国に陳さんという女性がいた。

夫と死別し、未亡人となった彼女を不憫に思い、

近所の人が羊の肉等をおすそわけしたらしい。

その肉と豆腐を辛みそで炒めた料理が美味しかった

ので、彼女がお店を始めると大当たり。

彼女の顔に「あばた」があったことから中国語であばた

を示す「麻子」の麻の字と、お婆さんの婆。

つまりは「あばた婆さんの豆腐料理」

これが麻婆豆腐の語源である。薀蓄大魔王!

はい。オッパッピー!ちんとんてんとんしゃん。

カンケーネーことばかり言ってないでレシピを申せ。

木綿豆腐1丁。

おや?と思う方はなかなかの料理の鉄人でアルことよ。

普通絹ごしアルでしょ?

否アル。

陳健一先生の教えを汲む(本で。)私はあえて木綿豆腐

を前もって塩茹でしておくのでアルのであった。

これによって豆腐のプルプル感が増添要一アル。

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豚ひき肉100g

一味唐辛子小1

にんにくみじん切り小1

トウチジャン小1

テンメンジャン大2

トウバンジャン大2

長ネギみじん切り10cm

塩、こしょう、味の素適宜

鶏がらスープ200ml

水溶き片栗粉適宜</