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2017年4月13日 (木)

芝浜

関西以西には寄席がないため落語文化が定着しずらいが、私自身は子供の頃からテレビで観る落語の話芸に魅了されていた。

私自身がダメな人なので粗忽者の気持ちが理解できるのである。
故談志師匠がのたまうには赤穂浪士の討ち入りで47人が脚光をあびたけれど実際には三百という家来がいたから残りの二百何十人は討ち入りに参加せず逃げちゃったという。
世間的には参加した47人を賞賛しスポットを当てるが、落語というものは逃げた側の人間にスポットを当てるものであるらしい。
人間の業「ごう」が基本命題となるもののようである。
故志ん朝師匠もそば清の枕の部分でおっしゃってたのが「人間というものはやっちゃいけないことを、いけないとわかっててやっちゃう。」
痛いほどわかるのである。
特に酒においての失敗が多い我が身が見苦しく、客観的にも許せないが落語の中にはそれすら受け入れてくれる優しさがある。
弱虫の私が落語を愛する理由である。
芝浜https://www.youtube.com/watch?v=VwcqE3N3BJc

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2017年4月 8日 (土)

火花

親兄弟、親類以外に自分のことを理解してほしいと欲張ったのかもしれない。

ただ文章を綴る事が大好きで、日記代わりに自分自身を自虐的に揶揄してきた。
そんな自己愛が知らず知らず迷惑を及ぼしていたのだと思うと反省せざるをえない。
ブログの特性として、自分を価値のあるものとみてほしい誇張した表現や、笑わせようとフィクションも交えてしまう場合もある。
自然体で日々の出来事を記事にされてる方々には失礼にあたるだろうが、生まれ変わっても自身の本質に嘘はつけないんだとも思う。
お調子者で目立ちたがり屋で、なにより寂しがりやなんだと自己分析する次第である。
https://www.youtube.com/watch?v=dig3SRsG4ac

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とにかく笑えれば

自業自得であるが、とにかく笑えない日々の繰り返しである。

良かれとおもってしたことが相手に迷惑かけてしまったり。。
それでも「鈍感力」を身につけた老人は強い。
同業でも、老いてなお現役営業されている方々は鈍感力によって自然体で我が身を守っている事例に沢山遭遇する。
繊細すぎると自負する私自身には、危なっかしくさえ思われる行動を平気でやらかしおる。
はらはら観てても結果彼らの圧倒的勝利である場合が多い。
人を羨んではいけないと思うけど・・・そんな力が欲しいと羨んでしまういんげんの私。
https://www.youtube.com/watch?v=L-ZWzztTX54

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2017年4月 7日 (金)

世捨て人

昨年、右に続き、左ひざも手術して年末までリハビリ病院で奮闘した。

奮闘などど書くと叱られるくらいの内情である。
いい機会で煙草も止められると観念してた私に、豊満なナースが「煙草吸われますよね?先生からOK出ましたんで、喫煙所まで案内します。」
院内で火災でも起こされたらたまったものではないという方針からであるのだろうが。
結果、喫煙所で沢山の友達ができた。
さらに、杖なし歩行が可能になると、一階の温泉に入らせていただける。
一人三十分の制限があるが、天然ボーリングの温泉に足を伸ばしてたゆたえるのである。
そればかりか、午前と午後に各一名、美人のリハビリ先生がしとやかなマッサージとともに沢山のリップサービスをほどこしてくださるのである。
歩行訓練で二人きりで神社などにも参拝させて頂いた。
そんなこんなで、とてもじゃないが現世に戻る気概は湧き出なかった。
そりゃそうでしょうよ。にんじんだもの。

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許す力

遅読ゆえ、未だ読了していないが伊集院静先生の「許す力」を読み進めるほど感銘をうけている。

思い返せば衝突ばかりの半生であった。
とうの昔に鬼籍に入られたが、近所のヤクザの親分さんはバカな私を大事にしてくれた。
その親分さんが週刊実話という雑誌の中で「許すということ」の見出しで取材に応じた記事を拝見した。
若き日の私は記事の言葉も解さず何もかも自分の思うままに生きられると高をくくっていた。
人を「許す」というにはそれなりの胆力を必要とする。
他人様でも、家族でも同様に許さねばならない時期にきているのかもしれない。
あぁ・・・段々じじいになっている・・・。

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めたぼりくん

下腹が、かなりヤバイ状態である。

2ヶ月ほど前から気になり、慌てて腹筋運動等を試みるも、

盛り上がってきた腹筋が表層の脂肪層を押し上げて、

かえってみっともないお腹を強調しているようだ。

若い頃なら運動による代謝で、簡単に燃焼していた脂肪が、

「かまへんかまへん。おかまいなし。あてら遠慮のう好きに

おらしてもらいますけん。」などと胡坐をかいて将棋をさしたり

花札に興じたりしている。

「どうしたん?そのお腹?」

「ああ。これはね。・・・夢と希望が詰まってるんだよ。」

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なにをかいわんや

とにかく問題が山積みである。

まあ、人間生きてたら様々な困難が行く手を遮るのは常である。

できる事から蹴散らしていきたい。

そんなふうに気持ちを切り替えて、在りし日の自分自身を取り戻したく

一念勃起したわけである。

MOUKUNを取り戻す。

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スローバラード

学生時代、ポートピア博というイベントが仲間内で話題になり、アルバイトの貯金で合流することとなる。

アホのT、アホのKそしてアホのMOUKUNのトリオ。
神戸でいろんなものを見学してはしゃいでるうちに、やはり同郷から旅をしてる二人の美女と遭遇した。
自然な流れで意気投合した三匹と二人で、ご当地グルメや映画も楽しんだ。
チーちゃんとアキちゃん。二人とも一個上の美人さんであった。
男子校であった三人は、男同士のやりとりには慣れてたが、こと女性に対する気配りにはほとほと縁がない。
酒が入った下世話な会話の中で、彼女たちがバージンでないことを察していたものの、未熟なチェリーボーイたちには、アプローチさえ覚束なかった。
都合よく帰りのフェリーも同じ便であったため、三匹と二人で甲板に陣取る。
夏とはいえ甲板は夜風に冷えるのでアルコールと賃借毛布でしのいだ。
馬鹿な話に盛り上がるうち、ほろ酔い加減になった私は、寒さをしのぐ為に毛布に埋没した。
「♪き~の~うは くるまの~なかで~ねた あのこと~てをつないで~…」
酔いにまかせた鼻歌を気持ちよく口ずさんでいるとベージュの毛布にチーちゃんの頭が滑り込んできた。
「なに…うたってんの?」
今の私なら理解できる。
酸いも甘いも噛み分けた…といえば聞こえはいいが…。
「ねぇ…なにのうた…うたってんの?」
間近にあるチーちゃんの顔。
チーちゃんの瞳の潤い、チークを施したかのような上気した頬、ほのかなフレグランス。
少し上にあげた顎…。ほのかな吐息…。黙って閉じる瞳。
MOUKUNはやはり空気読めないボンクラである。
「ん?…べつに…?」
♪ピーッ! MOUKUNっ! 攻撃的指導っ!
チーちゃんは、その後セサミストリートのトウモロコシみたいなバート似のアホのTと付き合い始めた。
もう…いい。
過ぎたことである。
スローバラード
http://www.youtube.com/watch?v=TUVD5bUE5T4

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五万三千円である意味

もとより俳句や短歌が好きな私は、ネットで俳句募集等の表記をみつけるやいなや、すぐに飛びついていとも簡単に個人情報もろとも無防備にアクセスしてしまう。

酔っ払っているときには、その傾向が顕著で、俳句に限らず、エッセイや論文的な項目にさえ、身の程も知らずに応募してしまっている。
私のPCにエッチな迷惑メールが溢れる要因のひとつでもある。
そんな日々の中、応募したのさえ忘れかけた頃にそういったサイトから何らかの返信がある。
先日も夜の九時過ぎに携帯にかかった市外局番03で始まる番号から呼び出された。
知人なら、こんな時間に電話したって酔っ払って会話にもならぬ私の素性はご存知のはず。
わっつはぷん!とばかりに通話ボタンを押せば妙齢な女性の声で、「MOUKUNさんの携帯でよろしかったでしょうか?」
よろしいよろしい。よきにはからうぞよ。女性のお声にはたちまち従順になってしまう情けないおじさんである。
「踊るさんま御殿のひとこと体験談募集の担当をさせて頂いています〇〇と申します。」
ん?・・・あ!思い出した!随分前に酔っ払ってPCで投稿したやつ。
「それで・・ご本人確認のために、どのような投稿内容だったか今一度かいつまんでお話いただけますか?」
テーマは「妻に言ってしまった後でシマッタ!と思った一言」であった。
生憎、今現在携帯電話で会話している私のテーブルはさんだ向かい側にワイフがいる。
咄嗟に「あ・・・行ってないわよ。みたいな。」と話のオチの部分を抜粋して暗号のように彼女に伝えた。
「あはは!それですね。」いたずらっぽく笑いながら理解してくれた彼女は返す刀で「ご住所はこれで間違いないですね?」と問うてきた。
確認すると次に「番組で再現ドラマの冒頭に投稿者様のお写真を掲示させていただきますので、その写真を連絡先まで送付願います。」ときた。
とはいえ、間抜け面を公共電波に載せることなど滅相も無い。
「後ろ姿でも結構です。ただし版権の発生するようなキャラクター物であるとか商品名の解る品物だけは排除願います。」
みなまで言うな。わかるぞよ。
かくして頭にビッグダディみたいな緑色のタオルを巻き、最近手放せなくなったサバエブランドの老眼鏡をかけ、「俺はこれ以上でもこれ以下でもない!ごめんなさいっ!これでいいんだろっ!」とばかりにスマホで頭上から自撮りした。
翌日、受け取ったメールの宛先に馬鹿面を添付メールした。
「再現ビデオの内容には若干の編集を加える場合もありますし、各種事情により直前で不採用という事象も生じます。」
あいしーです。大人の事情で地球は回っておりますです。はい。
「ご採用の際には、後日五万三千円の現金書留をご送付させていただきます。」
おお・・・。
何故に五万三千円という中途半端な・・答えは御殿の5とさんまの3みたいだ。
いずれにせよ金欠病というやっかいな難病に苦しむ身には朗報である。
ワイフに気づかれぬように放映日当日にはテレビの前に陣取っていたものの、おりしも親族のトラブルの渦中で、テレビどころではなく終始ワイフとの問答となる。
世の中、そういうふうにできているものだ。
チラとだけ自身の緑タオルと投稿が再現ドラマに構成されているのは確認できた。
採用・・・・・
さて・・これからが大変である。
現金書留には承認が必要なはず。
私が現場に出ている間にワイフが受け取ったら・・・・。
「そこにお座りなさい。」と禅問答が長々と繰り広げられることは必至である。南無。

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2017年4月 5日 (水)

LINEの使い方

老朽化する頭脳に鞭打ち、一念勃起してスマホに乗り換えた。

個人情報奪取する気配満々の某国アプリに怯えつつ、
きたるべき老後に役立ちそうな便利アプリをダウンロードする。
とりわけナビアプリは便利だ。
広島出張の夜間移動でも不慣れな道を的確にご指南いただいた。
他人様にご迷惑をかけかねぬSNSにしばし距離を置こうと、ブログさえ封印
してた私に、若手一号くん(…。年月は過ぎて今やビッグダディーみたいに変貌した)
が、「LINEやりなよ!便利だよ!」と勧める。
単純な私は、加速する老眼を圧して不慣れな操作でLINE登録をした。
が・・・・。
出るわ出るわ。電話帳登録してた人々の名前が。
お友達?別にお友達ではない仕事がらみの一見さんまでお友達になってる。
どうやら先立ってLINEしている人々には新規登録の私が勝手に「お友達」に
なってしまうシステムみたいだ。
友達の友達は友達だ。まぁ・・・いいや。と考える私に晴天の霹靂。
「!」
背中に電気が走ったのは、スクロールしたLINE「お友達」の中に見つけた名前である。
そこに存在してはいけない「お友達」。それは娘の元カレであった・・・。
ここで、ファザコンでない娘の沽券に考慮して注釈を申し述べれば、
娘自身から直接教わった電話番号ではない。
親ばか丸出しで、あえて申し述べると昭和の比にもならぬほど猟奇事件の多い昨今、
ストーカー犯罪なども毎日のように報道される。
病んだこの世の中で命がけで娘を守ってやるのは私の役目だ。
そんな勝手な思い込みで、以前、家電のディスプレイに表示されてた元カレの携帯番号を
こっそり登録していたのであった・・・。
LINEに、ブロックという機能があることなど初心者にはわかる由もない。
慌てて初めてLINEで送ったメッセージは、娘への謝罪文となる。
返す刀で叱られる。
事情を説明して深謝すると、松岡修造のスタンプが返ってきた。

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ガングリオン

最初にできたのは40代のはじめ頃だったと思う。

手首の内側、ちょうど脈を録るときに指を置く部分の腫れ物が日ごとに大きさを増して成長しはじめた。
痛みはまったくない。
大きさで言えば、ちょうど小学校の綱引き大会で熱血な担任が「勝ったら全員にごほうびをあげます。」といって実際に頂いたアメダマくらいにはなった。
日ごろの生活態度を鑑みるに、「ついに来るべきときは来たか。」と臆病風を焼酎でごまかしながらネット検索してみると、どうやら「ガングリオン」と呼ばれる症状であった。
体液が特定の袋状の部分に滞留している状態。
響きだけからすると地球を平和に守ってくれそうで頼りになりそうな名前ではある。
正義の味方秘密戦隊ガングリオン。
神経を圧迫していないなら放置していてもよいらしいので、そのままにしておいた。
原因はさだかではないが、結構頻繁に見受けられる症例のようで、いわゆる魚の目やタコやイボみたいな体質的な癖なんだろうと推測した。
当初は面白がって周囲の人々に「実は…末期でね・・全身に転移してるから・・仕方ない。いろいろ世話になったね。ありがとうね。」とお涙ちょうだいのドッキリをしかけていたが、ある朝目覚めると綺麗に消滅していた。
自然に潰れることも多いらしい。
その後再発して再び潰れたが、またまたその後改めて再発した彼とは、すでに二年越しの親友である。すでに愛着まで沸いてくる始末だ。
健康診断で血圧を測定してくれた美人の看護師さんが「あ!ガングリオン!私も手首に出来るけど・・ここまで大きいのは珍しいですよ!」と喜んでくれた。
男子たるもの、もっと別な方向で女性に幸せを与えたいものではある。

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