リングイーネ
勇んで木春パパに電話してみる。
長い呼び出し音のあと、繋がった途端にハイテンションで
「晴れたねぇ!行きましょうよ現場!」とふってみると、
「あ。ごめん。免許の書き換えに向かいよるんよ。」だって。
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またもや後日に持ち越された現場ではあった。
TVをつけると24時間のイベントである。
性格のひねくれた私は、収支報告があいまいになっている
最近のイベントに批判的になってしまう。
もともとは、芸能人の高額なギャランティーをボランティアに
充てたいという紳士的な取り組みだったはず。
いつの間にやら、お涙ちょうだいを列挙して売り出し中の芸能人
を前面に押し出すバラエティー番組になりさがったと思うのは
私の、うがった考えだろうか?
そんな風潮に嫌気がさして発起人の欽ちゃんは手を退いたように
思えてならない。
そんなことをボヤいていると「おとーさん。それ三回目。」と
次女にツッこまれる。
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さて、フリーになった私は即座にイタリアン・シェフに変身する。
「簡単なものでいい。」というリクエストにお答えして。
今日はボンゴレ・ビアンコ。
ボンゴレ(あさり)ビアンコ(白)。あさりの白ワインソース。
あさりから出るダシを大切にするためにパスタはリングイーネ。
小さな舌という意味をもつ楕円形のパスタである。
スパゲティより少し太め。
この他パスタと一口に言ってもソースとのからみ具合や
食感を考慮して、多種多様なものがある。
このあたりの知識は敬愛する西川治先生の著書で拝読した。
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さてアサリを水洗いしてにんにく、鷹の爪を刻んでおく。
たっぷりの塩を入れたお湯でリングイーネを茹でている間に
オリーブオイルでにんにく、鷹の爪を弱火で。
アサリと白ワインを投入して落し蓋をする。
あとは硬めに茹であがったリングイーネと茹で汁少々を
加え、中火でソースにからめるだけ。
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何を作るにも便利な愛用の中華鍋である。
塩加減も丁度いいので、器に盛って黒コショーとバジルを。
香りのいい香草なのでトマトソースにもよくあう。
はいっ。簡単なもの。出来上がり。
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どうよ?え?どうなのよ?
…。「んま。」ぢゃ無いでしょっ!「ボーノッ!」でしょ!
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